春夏におすすめのロングセラー帽子3選をご紹介。
こんにちは。FILSON TOKYO STORE藤井です。
夏の必需品である「帽子」。
鋭い陽射しや、急な雨から身体を守るためのものとして、特にアウトドアシーンにおいては必要不可欠なものです。アウトドアシーンでは特に機能性が重視されますが、形や素材選びには歴史的な背景があることも少なくありません。
今回は、FILSONが誇るベストセラーの帽子からオススメの3選をご紹介してまいります。
① LIGHTWEIGHT ANGLER CAP / ライトウェイト アングラーキャップ
名前に「アングラー」の文字がある通り、釣り師のためにデザインされたキャップです。3-oz Cotton 100%は涼しげでありながら、天然繊維ならではの自然なエイジングを楽しんでいただけます。 通気性も良く軽い。そしてクラウンは浅めで頭の形にフィットしやすいモデルです。
ゆくゆくはオイルフィニッシュワックスを入れて、梅雨時期やフィッシングで活躍するレインキャップ仕様にカスタムするのもアリかもしれません。※画像参考
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② SUMMER PACKER HAT / サマー パッカーハット
「パッカー」は大きくは「旅行者・冒険家」を意味する言葉です。丸めたり潰したりして鞄にしまうことも可能なうえ、11-ozの厚手のコットン素材は過酷な環境下でも強い耐久性を発揮します。
厚手のコットンではありますが、幅広のブリムと計8つのハトメにより、通気性を保ちつつ、鋭い陽射しからしっかり顔や体を守ってくれます。少々の雨であれば、軽い撥水性も兼ね備えていますので、天候が不安定な日に被っていても安心です。
クラシックな趣きと安心感のある厚手のコットンを備えたベストセラーアイテムです。
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③LOGGER MESH CAP / ロガーメッシュ キャップ
実は、語れり尽くせりなアイテム。クラウン前面の2枚のパネルとブリムが14-oz Oiled Tin Clothになっていて、後ろ側4枚のパネルがメッシュになっています。※Indigo Denim, CAMO, BLAZE ORANGEは前面の生地が異なります。
すなわち防水性の高い生地と防水性の無い生地の組み合わせで成り立っているキャップということになりますが、なぜこのようなデザインなのでしょうか。
それは、アメリカでも特にシアトルの気候、そして天気の変わりやすい山の上での着用が想定されたデザインだからです。特にFILSONの拠点のシアトルは天気が変わりやすく、降水量はそこまで多くはないものの、1日の中で雨が降ったり止んだりを繰り返す時期が10月〜4月までの計7ヶ月間あります。
そのため、シアトルに住むほとんどの人は傘をささずにフードやレインパーカーなどで雨を凌ぐ傾向があります。すなわち、後ろ側のメッシュパネルは雨が降った時に隠れる想定なのです。
そして、晴れた時にはメッシュがムレを防ぎ、快適な着用感を提供します。また、前面がワックスコットンになっていることで、汗染みを防止してくれる効果もあります。
Waffle Knit Thermal Crew × Logger Mesh Cap
ベストセラーには理由があります。帽子が必須なこれからの時期に、帽子選びのご参考になれば嬉しいです。不明点があればお気軽にお問い合わせくださいませ。
藤井