【特許取得から110周年】
アウトドアからシティユースまで対応する
MACKINAW WOOL CRUISER JACKETが持つ二面性

FILSONが誇る100年以上にわたって続く名作アウター、「MACKINAW WOOL CRUISER JACKET / マッキノーウール クルーザージャケット」をご紹介いたします。

また、今回はアウトドアシーン、シティユースにおける着用想定別スタイリングガイドを掲載しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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2024年で110周年を迎えた"MACKINAW WOOL CRUISER JACKET"

MACKINAW WOOL CRUISER JACKET / マッキノーウール クルーザージャケット」は、今年で特許取得から110周年を迎えました。1世紀以上にわたりほとんど変わらない作りで継承されてきたアウターウェアーが、現代に生きる世界中の人々のライフスタイルやワークスタイルに順応し、愛されているということは非常に稀有なことです。

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そもそも「MACKINAW WOOL CRUISER JACKET」とは、どんなアウターなのか

1897年の創業当時より生産され、アラスカの鉱山に向かう炭鉱夫たちを支えてきた、FILSONで最もアイコニックなアウターウェアーです。労働者目線で配置された9つにも及ぶツールポケットと、極寒に耐え得る極厚のバージンウールが、極寒の地での重労働者を支えていました。「MACKINAW WOOL」と呼ばれる強撚度かつ高密度な24-ozのバージンウールは雨や雪にも強いほか、ワークウェアとしては欠かせない、強い耐久性と程よい通気性を兼ね備えています。

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最高品質の"バージンウール"を採用したことで、特許失効後もコピー商品に負けることはなかった。

1914年3月3日、炭鉱夫や林業従事者から高い評価を得たFILSONのCRUISER JACKETの、計算し尽くされたデザインの型紙「CRUISER PATTERN / クルーザーパターン」の特許を取得しました。しかし当時の法律で特許は35年を経過して失効してしまいました。1950年代ごろからアメリカ国内ではCRUISER JACKETのコピー商品が出回りました。ですが、現在に至るまでFILSONの「CRUISER JACKET」を超える類似商品は生まれていません。それは、素材至上主義であるFILSONの「CRUISER JACKETでなければ、アウトドアシーンの過酷な環境を生き延びる事はできないと、ワーカーは知っていたからです。嘘の無いモノづくりで培ってきた『高い信頼』こそが、FILSONの製品を愛用する大きな理由だったのです。

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定番カラー4色のシーン別スタイリングガイド

レッドブラック、フォレストグリーン、チャコールグレー、ダークネイビーの計4色で構成されたMACKINAW WOOL CRUISERの定番ラインナップ。どれもどのシーンにおいても魅力的ですが、アウトドアシーンでの着用を想定するならRED BLACKかFOREST GREEN、シティユースでの着用想定ならCHARCOAL GRAYかDARK NAVYではないかということで、シーン別のスタイリングサンプルを下記にてご紹介いたします!

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**Case1**

~RED BLACK~

~RUGGED TWILLやTIN CLOTHのTANカラーとの相性も抜群!~

創業当時から展開されている伝統的なカラーであるRED BLACKはSOSや狩猟者の誤射防止の意味合いが含まれており、自然の中で映える色合いでありながらも歴史的な背景も感じられる非常にクラシックな選択肢です。チェック柄の大きな特徴としては全てのものに柄の位置の個体差が生じるという点です。襟のところが真っ赤なものもあれば裾のところが真っ黒なものまで、全てがオンリーワンの外観を持っている点も欠かせない魅力の一つです。

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**Case2**

~FOREST GREEN~

~ミリタリー由来のFATIGUE SHIRTのほか、ハンティングモチーフのオレンジなどで遊び心を取り入れたスタイリング~

自然との一体感を感じる落ち着いた印象のFOREST GREEN。正に森林に映る景色をカラーパレットに反映させたような立体感のある表情が特徴で、FILSONのMACKINAW WOOLのカラーバリエーションの中ではRED BLACKに並び、非常に人気の高いカラーです。ボタンカラーにBLACKをチョイスしているので、コーディネートのバランスもとりやすくスタイリングに困ることもありません。

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**Case3**

~CHARCOAL GRAY~ 

シックで都会的な印象の強いCHARCOAL GRAYは、東京・中目黒に位置するFILSON TOKYO STOREでは一番人気のカラーです。カジュアルシーンでの着用もさることながらフォーマル寄りのコーディネートまで難なく対応する優れもの。同色のベストとツーピース仕様にすると、より一層フォーマル感が生まれます。 

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**シティユース**

~DARK NAVY~ 

CHARCOAL GRAYに比べると柔らかい印象もありながら、もちろんのことフォーマルシーンまでも対応してくれる気品の漂うダークトーンのカラーです。他3色は2色以上の混紡の組成ですが、こちらは1色のみの組成のため非常にソリッドで高貴な印象を覚えます。真冬時期のネイビーブレザーの代わりとして、アメリカントラッドなコーディネートに落とし込むのも粋ではないでしょうか。

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特許取得から110年が経過した現在でも、長年にわたって培われた技術とデザインが多くの人々を魅了し続けている。

 

~FILSON TOKYO STORE玉田店長の私物。1950'sのMACKINAW WOOL CRUISER JACKET / RED BLACK~

今でも様々なシーンで優れた通気性や保温性を発揮するMACKINAW WOOL CRUISER JACKETが、時代を超えて愛されています。

因みに、FILSON TOKYO STORE STAFFは全員愛用しています。サイズ感や細かい不安点、コーディネートなどでお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。

特に玉田店長が所有している、ハンティングを嗜む父から受け継いだという、1950'sのMACKINAW WOOL CRUISER JACKETは必見。タイミングが良ければ、店頭でお目にかかれるかもしれません。

機能面も優れた様々なシーンで着用できる一生物のアウターとして、ぜひワードローブに取り入れてみてはいかがでしょうか。

藤井