【店長 玉田のセールピックアップ】
FILSON × Houseflyシリーズ
こんにちは、FILSON TOKYO STORE 店長の玉田です。
今年の春夏シーズン、個人的にも大きな手応えを感じたのが、アメリカ・ペンシルバニアのフライショップ【Housefly Fishing】とのコラボレーションでした。
フライフィッシングに根差しながら、アートやストリートカルチャーともリンクする独自の美意識を持つこのショップ。そんな彼らと作った3型が、7月19日(金)から特別価格で手に取っていただけるようになりました。
今日は、リリース時には語りきれなかったこの3アイテムの魅力を、改めてお届けします。
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■ Washed Feather Cloth Shirt 【FILSON×HOUSE FLY】
Color : Khaki Scenic
ベースはFILSONが誇る夏の定番素材、3.5ozのウォッシュド・フェザークロス。そこに、Houseflyがキュレーションしたアメリカン・フィッシングカルチャーの風景が、まるで絵画のようにプリントされています。
ちなみにこちらの柄はHOUSE FLYのあるペンシルべニアのホームリバー(ラッカーワクセン川) をモチーフに柄を描いております。
トラウト、釣り竿、フライ、川の流れ。すべてが淡いタッチと控えめなトーンで描かれており、総柄でありながら嫌味のない佇まい。ボックスシルエットで風も通りやすく、真夏でも快適です。
ところどころに紛れこんでいるHOUSE FLY (ハエ)や、裾部分にあしらわれたコラボネームの刺繍が良いアクセントになっています。
都会でも、川辺でも、自分のスタイルで“物語”をまとう——そんなシャツに仕上がっています。
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■ Frontier Graphic T-Shirt【FILSON×HOUSE FLY】
Color : Black / Worldwide
Tシャツ2型のうち、こちらは以前のわたくしのブログでもコーディネートの主役として登場した紹介した一着。これは、完全にストリート発想の一枚です。
フロントの胸部分に配置されたのは、Houseflyのアイコンでもある巨大なハエモチーフ。アウトドアにありがちな牧歌的グラフィックではなく、むしろ毒っ気とユーモアを感じさせるビジュアル。少し間の抜けたこの“巨大なハエ”、個人的にはすごく今っぽいと思っています。
ボディは6.5ozのしっかりとしたコットン。色味はFILSONではあまり用いられないブラックのカラーで、シックなのにグラフィックは攻めているという、絶妙なバランス感があります。
「FILSONらしからぬ」と言われるかもしれません。でも僕はむしろ、こういう脱線こそ、ブランドの奥行きを広げると思っています。
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■ Frontier Graphic T-Shirt【FILSON×HOUSE FLY】
Color : Cypress / Energy
そしてもう一型、こちらのオリーブカラー。
ぱっと目に飛び込んでくるのは、フロントに描かれたひっくり返ったハエ。
ちょっと不穏で奇妙なニュアンスにユーモアを感じます。
そして背面には、インパクト抜群の “死神”のグラフィックが登場。これもまた、アウトドアとは無縁な世界観。アメリカの地下カルチャー、アート、スケート……そういった空気を感じさせるグラフィックで個人的には大好きな一着です。
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この3型に共通しているのは、「アウトドアブランドとしてのFILSON」の枠を飛び越えた挑戦です。Houseflyのグラフィックには、釣りや自然への愛情がベースにある。でもそれを“可愛く”“優しく”まとめるのではなく、毒とユーモアと鋭さで表現しているのが面白い。
クラシックなシャツで語り、グラフィックで挑発する。そんなコントラストも含めて、今季屈指のコラボだと思っています。
在庫があるうちに、ぜひ店頭またはオンラインでチェックしてみてください。
店長 玉田