奥深きフライフィッシングの世界とFILSON

ブログをご覧の皆様、こんにちは。FILSON TOKYO STORE の加藤です。
毎度ご好評いただいております「FLY TYING WORKSHOP」の開催日が近づいてまいりました。
そこで今回のブログでは、FILSONを語る上で重要なカルチャーの一つである「フライフィッシングの世界」について深堀をしていこうと思います。
是非、最後までご覧ください。
~フライフィッシングとは~

「釣り」といってもその手法は様々。
生きている餌を付けたり、小魚等を模した疑似餌(ルアー)を使用したりと、長い間人々は魚を釣り上げる為に試行を凝らしてきました。
その中の一つとして「フライフィッシング」があります。
フライフィッシングとは主に水辺に生息する昆虫たちを再現したフライ(毛鉤)を用いて魚を釣る技法です。
歴史は大変長く、フライフィッシングの起源は15世紀頃にさかのぼります。 イギリスでは貴族の遊びとして嗜まれていました。
フィールドや季節によって魚たちが捕食している虫が異なる為、自然観察は重要な要素の一つ。その年の積雪状況やポイント周辺の草花の開花状況など様々なヒントを元に答えを導き出します。
そしてフライフィッシングに欠かせないもう一つの要素がフライタイイング。
フライタイイングとは、鳥の羽や鹿の毛など自然界に存在するマテリアルを用いてフライを作る作業の事。
カゲロウなどの水棲昆虫を模したものが多いですが、他にもカナブンなどの陸棲昆虫やワカサギなどの小魚を模したフライも多く存在します。
画像参照 : https://flyfisher.tsuribito.co.jp
上の写真はカディス(トビケラ)を模したフライ。虫の羽となる部分には鹿の毛、足となる部分には鳥の羽を用いています。
フライ自体は非常に軽い為、フライラインという重量のある糸の重さを利用して遠くへ飛ばします。
フライフィッシングが日本に伝わったのは明治35年頃。
栃木県日光市の湯川に英国商人トーマス・グラバーがブルックトラウト(カワマス)を放流して釣りを楽しんだことで日本に広まったと言われています。
トーマス・グラバーは、避暑地として今も有名な奥日光中禅寺湖の湖畔に別荘を構えていました。
~フライフィッシングとFILSON~








