使えば使うほどに味わい深くなる
TIN CLOTH / ティンクロスの概要

こんにちは。FILSON TOKYO STOREの加藤です。
今回のブログでは、FILSONを語るには欠かすことのできない素材の一つである「TIN CLOTH / ティンクロス」について深堀りをしていきたいと思います。
~TIN CLOTH / ティンクロスとは~
「TIN / ティン」というのは「ブリキ」を意味する単語。「ブリキのように丈夫で擦れに強い布」という意味で「TIN CLOTH / ティンクロス」と名付けられています。糸が密に織られていることで、高い強度と撥水性をもたらします。更にパラフィンベースのオイルワックスでコーティングがされているため、高い耐久性と防水性を発揮する生地として、劣悪な環境下で働く労働者を100年以上にわたって支えてきました。
創業者であるClinton・C・Filsonは、1900年代初頭にパラフィンワックスでコーティングしたワックスコットンを採用し、衣料やギアを市場に展開した先駆者です。
過酷な環境下で働く労働者のための生地として素材の改良が重ねられ、現在でも「TIN CLOTH」は様々なアイテムに採用されています。
~TIN CLOTHの特徴~
高い耐久性と強靭さ
高密度に織られたキャンバス生地にオイルワックスを浸透させて仕上げられているため、非常に強靭で耐久性の高い素材になっています。摩耗や引き裂きに対する抵抗力が強く、過酷な労働条件下にあっても長期間にわたって使用することができます。とげのある茂みを藪漕ぎする想定のアウトドアシーンでは、レインシェルよりもTIN CLOTHの方がおススメです。
高い防水性
アウトドアシーンなどの天候に左右される状況において、防水性の高い生地は雨や湿気から守ることができるため、非常に重宝します。また、ワックスを塗りなおして永久的に防水性を維持する事が出来るため、ケア次第では長年の寿命を保証する事が出来ます。※9/27~29 RE-WAX & CUSTOM WORKSHOP開催いたします。ページ下部のリンクよりご覧くださいませ。
天然繊維だからこそ生まれる独特の風合いと独自の経年変化
使うほどに表面が少しずつ艶を帯び、使う人それぞれの独自の変化をもたらします。着用者のライフスタイルが生地の経年変化に色濃く反映されるため、同じ製品でも着る人が変われば、成長の仕方も変わります。「育てる楽しさ」を感じられる生地です。
サステナブルであること
コットンは再生可能なため、将来の世代の持続可能な衣類の供給源になる、地球環境に優しい素材なのです。またTIN CLOTHに使用されるパラフィンワックスは、毒性のない鉱油蒸留物で石油産業の副産物です。パラフィンを作るために追加の石油が抽出されることは決してありません。車、ジェット機、バスなどが地球上に存在する限り、パラフィンはクリーンな副産物として生産されます。
TIN CLOTHを使用したジャケットやバッグは、単に防水性や防寒性を高めてくれるだけのアイテムではありません。使っている人のライフスタイルと共に汚れや傷が刻まれ、正に人生を共にする相棒になります。
皆様もTIN CLOTHを使ったアイテムを是非使ってみてはいかがでしょうか。
【REWAX & CUSTOM WORKSHOP 開催のお知らせ】
詳細は下記ブログをご覧ください。
また、9月21日よりTIN CLOTH使用した3型の商品が発売開始となります。
乞うご期待ください!
皆様のご来店心よりお待ちしております。
加藤

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