市場のおよそ10%未満
「バージンウール」を使用する3つの理由。

創業から120年以上もの間、FILSON BRANDを支え続けているのは
紛れもなく【 -VIRGIN WOOL- 】(ヴァージンウール)の存在が
あってこそのものです。
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24-oz(Plaids 26-oz)(BLANKET 36-oz)の極厚のものでジャケットやブランケットなどに使われているMACKINAW WOOL、18-ozのシャツやジャケットに使用されているSEATTLE WOOLの、大きく二つがVIRGIN WOOLを100%使用している代表例です。
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今回は、「VIRGIN WOOLを使用する大きな3つの理由」を紹介してまいります。
①VIRGIN WOOLのもつ水分管理能力(軽撥水・軽防水性)が保温性を高める働きをする。
VIRGIN WOOLは羊の毛を刈り取って紡績しそのまま生地にしたものを指します。それはつまり、羊の毛に含まれる油分などがそのまま残ることを意味します。人間の髪の毛でいうところの「キューティクル」のようなものです。その羊の油分が撥水性や抗菌・防臭性をもたらすとともに、実生活においては雨や雪がウールを貫通するのをある程度防いでくれるのです。
そして、ウールの繊維に雨や雪の水分が絡み糸に浸透することで糸が一時的に太くなるのに加えて、絡んだ繊維の隙間を埋める役割を果たすことで、結果的に保温性が上昇します。
極寒の地の野外で朝を迎える時に、保温性と撥水性は必要不可欠な機能になります。
実は、市場に出回る90%以上のウールは、環境保全等を目的とし生産された「リサイクルウール」と呼ばれるもので、何度も洗浄された糸を再び生地にしたものです。「環境保全」「安価に手に入る」と聴こえは良いかもしれませんが、度重なる洗浄を経て、羊の毛にある本来の機能性を失った市場のウールは多少の保温性は残っていても、本物のウールでは無いと言っても過言ではありません。
②一般的な化学繊維に比べて、生地の引き裂き強度が強い。
FILSONのMACKINAW WOOLの場合、高密度に綾織りで織られた生地の為、一般的な平織りのナイロンやコットン繊維に比べて、引き裂きやほつれに強い傾向があります。そのため雨や雪の降る環境での、万が一の怪我等から身を守ってくれることもあります。
③程よい通気性を兼ね備えていることから、過酷な労働下での着用も快適に過ごすことが出来る。
フィルソンのMACKINAW WOOLやSEATTLE WOOLは縮絨されたメルトンとは違い繊維に微かな隙間が生まれます。その隙間があることによって、程よい通気性が保たれていて、冬場の野外労働の際にも快適に着用することができるようになっています。暖房のきいた車内や湿気の多い屋内での着用も、程よい通気性のおかげで、蒸れにくく快適に過ごすことができます。
 
上記3点、VIRGIN WOOLついてまとめてみました。
最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
引き続きお買い物をお楽しみくださいませ。

 


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