SIGNATURE MATERIALS
RUGGED TWILL

店の真ん中にあるフックからぶら下がっている黄褐色のフィルソンダッフルバッグの機械部品

- FILSON RUGGED TWILL -

最も頑丈な天然繊維

FILSONが126年間絶えずやってきたことは、鉱山労働者、森林伐採者、牧場主、スポーツマン、アングラー、ハンター、その他さまざまな過酷な現場の労働者たちに、確実な保護を提供する耐久性のあるアパレルやギアを開発し生産することです。私たちは1世紀以上の製造経験を活かして、現在もバッグを製造しています。その中でも、FILSONのRUGGED TWILLは、FILSON BAGSを語る上で欠かせないマスターピース的存在の生地です。

–ここでは、それが実際にどのようなものなのか深堀りしていきます-

-TIGHT & DENSE-

キャンバスよりもしなやか

Filson Rugged Twillは、2×2のツイルパターンで織られた2プライと3プライの糸で作られた非常に緻密な100%コットン生地です。2×2のツイルでは、横糸(横)が2本の縦(縦)糸の上と下で交互に交差します。横糸の連続する各列は、1本の縦糸によってオフセットされます。これにより、織りにはっきりとした対角線(綾)が作成されます。(通称:綾織り生地と呼ばれます)。そして、綾織りの注目すべき特徴は、同じような密度と重さのあるキャンバス(通称:平織り生地)よりも感触がしなやかになる傾向があることです。2×2パターンを使用すると、優れた引き裂き強度を維持しつつも、糸の密度が最適な密度になります。Rugged Twillのようにしっかりと織られた生地を製造するのは、専門的な知識と機械が必要です。私たちは世界中のテキスタイルメーカーの中から、私たちにぴったりの最高のメーカーを見つけました。

壁に掛かっている多くのツールを備えたワークショップベンチのオリーブグリーンフィルソンブリーフケース
#11070256
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-SPECIAL AGING-

使用すると柔らかくなります

RUGGED TWILLは、非常に耐水性があり長持ちする特別なワックス処理が施されています。それは表面がしっとりとしたオイルドコットンとは違います。

RUGGED TWILLで使用されているワックスはオイル成分が入っていないので乾いたさらさらとした手触りを持った表面処理になります。このワックス処理により、生地の表面を硬化させ、耐摩耗性を高める役割を果たします。最初はかなり硬い感触の生地ですが、使用すると柔らかくなります。革のブーツの経年変化のようなものです。

#11070325

MEDIUM RUGGED TWILL DUFFLE BAG

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-HISTORY-

名作が誕生するまで

RUGGED TWILLで作られたFILSONのBAGは、もともと1991年に、FIELD BAGやBRIEFCASEといった、機内持ち込み可能な手荷物のコレクションとして導入されました。その後数年間で、DUFFLE BAGS、TOTE BAG、GUN  CASE,etc...を含むようにLUGGAGE & BAGラインは拡大していきました。

これらのオリジナルバッグの多くは、現在でも入手可能です。RUGGED TWILLを使用してこれらの耐久性の高いバッグを製造することを選択したため、おのずと入手可能な最高の革を使用することが必須条件になりました。

そこで選択したWickett&Craig(タンナー)は、アメリカで最も古く最上のベジタブルタンナリーで、そこで鞣されたブライドルレザーを使用することは非常に自然な選択でした。

126年もの歴史があるFILSONでLUGGAGE & BAGSは、製品ラインナップとして比較的最近追加されたカテゴリーです。ですが、30年近くでFILSONの中で最も有名な製品カテゴリーの1つになりました。

伝説的な耐久性とクラシックなスタイリング(風貌)により、RUGGED TWILLの品揃えは、ブリーフケース、リュックサック、ダッフル、トートバッグ、財布、キャリーケースなどの幅広い範囲に拡大しました。

MEDIUM RUGGED TWILL DUFFLE BAG 

 

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-HOW TO CARE-

お手入れ方法

頑丈なツイル生地なので、実際メンテナンスはほとんどの場合必要ありません。汚れた場合は、固く絞った布巾で拭き取るか、ブラシで汚れを落としてください。石鹸や洗剤を使ったスポットクリーニングはお勧めしません。ワックス処理により、生地は生の状態よりも少し暗くなっているので、水以外で洗浄するとその部分のワックスが剥がれてしまい、ムラができる可能性があります。

FILSONのRUGGED TWILL製品は、共に成長し二人三脚で歩む相棒のような存在であり、素晴らしい経年変化をもたらします。

一部のFILSONのお客様は、 TIN CLOTH(ティンクロス)と同じ方法で、 RUGGED TWILL BAGをFILSONのオイルフィニッシュワックスでリワックスしました。これは公式に推奨される方法ではありませんが、生地に悪いわけではありません。本来持つ耐水性をより向上させますが、RUGGED TWILLならではのしなやかかつ乾いた肌触りとクラシックな外観を完全に変え、オリジナルよりも劇的に暗くて硬くなります。その表情を楽しむのもひとつのBAGに対する愛情表現なのでしょう。

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